スタンフォードGSBの『ビジネスモデル』
スタンフォードのビジネススクールの入学時に、"How the GSB works" というプレゼンテーションが入学生に対してあった。これは、スタンフォードのビジネススクールの「ビジネスモデル」について解説したもので、目的として、
『この組織の成り立ちや運営の仕組みを知ることで、なんで物事がこう運営されるかが理解できる』
"to understand why things are done the way they are done"
ということだった。
内容についてはすべて公開情報から割り出すことができると思うけど、どれも興味深いものだった。
- GSBの歴史 - 過去の学長の施策、ビジネススクールの教育方針の変遷
- GSBとスタンフォード本体の関係
- 収入の内訳:学費、寄贈財産の運用、寄付、出版など (そしてHBSとの比較)
- なぜ他校に比べて小さいのか。そして、人数拡大の検討について
- 生徒の獲得、先生の獲得の裏側
このプレゼンで理解できたこととして、
- スタンフォードにとって、なぜ卒業生 (そしてやがて卒業生になる人たち = 在校生)がすごく大事なのか? → 収入の大半が寄付!
- なぜ出版をもっと打ち出さないのか → 人的投資が莫大。
- なぜ人数拡大しないのか? → 人数の拡大に従う質の高い教師陣を揃えられない!(西海岸は意外と教授の勧誘に苦労する)
こういう Transparent な感じがカリフォルニアの空のように気持ちいい、そんな第一印象だった。