美味しい野菜について想像
スタンフォードに来てよかったことの一つが、日常の食生活の意外な充実である。野菜が、意外においしい。
消費者の志向が幅広く、サプライ側もそれに応じて多様なポジショニングを用意している、気がする (あくまで感覚的な想像)。例えば、
- 大型スーパー
- オーガニック系スーパー
- エスニックスーパー
- Farmers Market (定期的に開催される路上市場で農場が直接売りに来る)
うちは近所のプライベートブランドやオーガニックを多く扱うスーパーや、Farmers Market 買ってるけど、ちゃんと選ぶと日本よりも味が深くて美味しい野菜が簡単に手に入る。
日本だと、国産vs中国産、無農薬or not、(最近では放射能検査済みかどうか?)と、選択の軸が少ない気がするし、スーパーでもあまり差別化を意識していない気がする。でも、こっちだと自然にいろんな選択軸が目に入る。
要因としては以下の感じかな:
- 需要側に宗教や主義によって趣向がバラけやすくなっている
- 供給側の自由競争によって、工夫・差別化がしやすくなっている
- 小売もポジショニングがはっきりしていて、需要と供給を結びつけている
一方、外食については、一転、ほとんどの店で「アメリカ的」な感じが抜けなくて満足することが少ない。東京とはえらい違い。
食材と外食での消費者志向と業界の違いが面白い。
Stanford近くのFarmers Market
San Francisco でローマを思わせる路地。イタリアンが珍しくアメリカを感じさせない味でよかった