Standing Out and Blending In at Stanford の記事
New York Times に年末に出た記事:Standing Out and Blending In at Stanford
これを読んで、「スタンフォード(の学部)に通うような子どもにしたい!」と思った記事。
趣旨は以下の通り。
名門スタンフォードには、昔から今も、各界の著名人が通っている
- 古のテニススター John McEnroe
- ゴルフのTiger Woods、ミッシェル・ウィー
- Andrew Luck (アメフトのスター選手。今年のMVP候補だった。早稲田時代のハンカチ王子のような位置づけかな)
- 元国務長官 コンドリーザ・ライス (教員で、ビジネススクールでも授業を教えてもらった)
- クリントン元大統領の娘 Chlesea
- 女優 Reese Witherspoon
彼らは、スタンフォードに通っていることをとても心地よく感じている。
以下の発言が、スタンフォードについて所謂「有名人」が感じることをよく表していると思う。
「他の生徒は、自分に寄ってたかってサインを求めたりせず、普通の学生生活を送らせてくれる。虫眼鏡で見られているに恥ずかしい思いをしなくていい」(Luck)
「自分以上にすごいことを達成している生徒がたくさんいて、自分が取り分け指を刺されることがない」(Wie)
「キャンパスには、Luckが誰かを知らない人もいる。ここはスタンフォード。フットボールよりも大事なことはたくさん起こっている」(Luckのチームメート)
「スタンフォードにはたくさんのユニークで才能あふれる生徒・教授がいて、自分が格別だと思うことはなかった」(Woods)
「ここの仲間は皆、選んだ道ですごいことをやってのける。だからみんな同志、友達なんだ」 (Shaw:スタンフォードのフットボール監督)
「キャンパスでビッグな扱いを受けたければ、この大学に来るべきではないだろう」(McEnroe)
「東海岸よりも Wall Street や Washington の喧騒ドラマがつきまとってこない」(著名政治家の娘)
「ここの生徒はスターを尊敬するが、ヒーローとしてチヤホヤ崇めたりしない」(Rice)
要するに、「スター」から見ると、周りもすげー人ばっかりだから、自分が特別エライとか思わない。
生徒から見ると、有名人がいてもそのプライバシーを侵害したり、不要に崇めたりしない。
スタンフォードは元々、エスタぶりッシュな東海岸のIvy League校とは一線を画して、最初から男女共学で、人種や社会ステータスも問わず、
「どこからの出身でも、そこでスゴイ成果を出している優秀な人が集まればいい」
という哲学だったらしい。そういった伝統が生徒にも浸透しているんだろう。
いろんな場所、バックグラウンドから、純粋にすごいことをやっている人を集めて、オープンで平和な環境を提供する。
なかなかいいところだなぁ、と思いながら、キャンパス内のアパートから外を眺めています。
ビジネススクールにはその雰囲気はあるけど、学部の寮が、優秀で将来すごいことを成し遂げそうな人たちが入り乱れるところなんだろうなぁ、と思うと、羨ましくなる。行きたかった(行けなかっただろうけど・・・)
20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
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