Mechelin ディナーs

なぜ複数形かって、10日間で星付きレストランに2軒も(ほぼ)自腹で行くという暴挙に出てしまった。


ふつうの日曜の夜に衝動的に嫁さんと行ったのが、Baume

空いてたからとりあえず予約したら、なんとキャンセルポリシーによりキャンセルに厳罰が!
というわけで、「しょうがない、行くしかないねー☆」と張り切って行ってみた。

場所はスタンフォードのキャンパス内の家から徒歩圏内で、隠れ家的な場所。
店内はどちらかというと静かでモダンでダークな感じ。メニューは決まった季節のコースのみ、ワインのペアリングがクラスにより2段階。
僕はワインのペアリング(並)つきで注文。

一品一品が細かく作られていて、器もモダンで凝っている。
ウェイターもクラッシーに毎回説明の最後に Cheers! って締めくくるし、上品かつ楽しげな食事だった。
液体窒素で凍らせたかぼちゃを暖かいスープに入れて、Hot&Coldを同時に楽しむとか、シリコンバレー的なイノベイティブさの表れだろうか。
そういえば日本酒がペアリングで出ていた、ワサビソースの品もあったな。













『五感で「わーっ」って楽しませる感じ』<= 妻

唯一の誤算がワインのペアリング。それぞれは悪くないんだけど、料理をすごく際立たせるかと言えばそこまでではなく、
そしてやはり全部飲むと量が多い!

一通り料理とペースを合わせて全部飲んでいたら、最後の方が酔いが完全に回ってた。
嫁さん曰く、「ペアリングとか酔わせたいデートに男が使うよね」って。
僕らはそんな必要はないんだけど。ってか自分が潰れてどうする。

すごく美味しく楽しかったけど、僕らはもう一回行くかと言うと、「んー行ってもいいけどやっぱもういいかな」、って感じ。
嫁さん曰く、「私はもっかい行ってもいいなぁ☆」




もう一軒が、The Village Pub
ここは、こっちに出張に来た同期を連れて。

高速脇の道路の何もないところに建っていて大丈夫か、って感じだったけど、中は大賑わい。
ワイワイ。
ほぼすべて中高年。

ここはもうちょいアメリカ的な接客で、「これ絶対食べたほうがいいよ」というお馴染みの押し付けがましさ。
しかも、「ここの料理はシェアしたほうがいいよ」と言うから、「全部シェアするね」といって頼んだのに、
それぞれ単独のお皿で出て、取り皿もわざわざ頼んでやっと、「シェアするんだっけ?」みたいな感じで。
面倒な接客だった。

料理は、メインよりもアペタイザーの方が好評で、アメリカにしては」という枕詞があれば「美味しいね☆」と続く。
まぁアメリカ料理だから、その評価で十分いいのかも。


どっちの料理にも温泉卵があり、美味しかったのが印象的 (Baumeは名物の62degree eggという名らしい、Village Pub はアワビのアペタイザーについてて、写真忘れた)。













でもうちで作った味付け煮卵(&チャーシュー)もうまいよ。



PS 日頃、Yelp とか 食べログ とか個人ブログとかでレストランの取捨選択をしてるけど、人の判断に役立つレビューってむつかしいね。
僕はこれは間違いなく、「行きたくなくなる」方の書き方だし。
でもそういうレビューの方が個人的には参考にしてたりするので、まぁええかな。